「臭いものに蓋をする」ということわざがありますが外置き洗濯機において「見えない場所を放置する」ことはゴキブリの培養槽を作っているのと同じです。特に洗濯機の下と裏側は一度設置してしまうと目が行き届かず数年単位で掃除されないことも珍しくありません。しかし勇気を出して覗いてみればそこには落ち葉、土埃、洗濯物から出た糸くず、髪の毛、そして虫の死骸などが堆積し雨水や排水漏れによる湿気でヘドロ状になった「魔窟」が広がっているはずです。この環境はゴキブリにとって最高級の住処であり産卵場所としても利用されます。ここを攻略せずして完全な対策はあり得ません。掃除の手順としてはまず洗濯機の電源プラグを抜き蛇口を閉めて給水ホースを外します。可能であれば大人二人で洗濯機を動かし作業スペースを確保します。動かせない場合はハンディモップや隙間用のノズルを付けた掃除機を駆使することになりますが限界があるためやはり「かさ上げ台」の導入を強くお勧めします。洗濯機を10センチほど持ち上げておけば下に手を入れて掃除ができるようになり高圧洗浄機やホースの水で一気に汚れを洗い流すことも可能です。汚れを除去した後はしっかりと乾燥させることが重要です。湿気が残っていると再びゴキブリを呼び寄せてしまいます。仕上げにアルコール除菌スプレーやハッカ油スプレーを散布しておけば殺菌と忌避のダブル効果が得られます。また洗濯機の背面パネルや底面の通気口に埃が詰まっていると内部の熱が逃げにくくなりゴキブリ好みの温度を保ってしまうため使い古した歯ブラシなどで埃を掻き出しておきましょう。この「大掃除」は半年に一度できれば季節の変わり目に行うのが理想的です。特にゴキブリが活動を始める春先と越冬場所を探す晩秋に行うことで繁殖と定着を未然に防ぐことができます。見えない場所ほど綺麗にする。この心がけがあなたの大切な洗濯機を魔窟から清潔な家電へと生まれ変わらせるのです。
洗濯機の下と裏側は魔窟だった湿気と汚れを取り除く掃除術